「一、楽 二、萩 三、唐津」

 

 唐津焼は、李氏朝鮮(一説に華南)から伝わったとされる技法が今も根付いています

特に蹴ロクロ 叩き作りといった技法は古唐津から伝わる技法で 現在もこの製法を行います

焼成の窯は連房式登窯(れんぼうしきのぼりがま)という大がかりな窯を用い そこで1300度の高温で一気に焼き締め 意匠は茶器として名声を馳せただけあって 非常に素朴で それでいながら独特の渋みがある陶器です

 

 唐津焼としての中野窯の存在は 明治維新と共に 御茶碗窯として炎を絶やすことなく 今日の唐津焼隆盛の基礎をなしえました

安政年間の中興の祖としての功労者 初代 松島弥五郎 次代 中野霓林時代を経て 霓林(二世)となり没後 中野陶痴の時代を経て 五代 陶痴(長男 一政) 三代 霓林(次男 正道) 陶痴の次男 政之の現代へと継承されました

中野窯の作品には 旧唐津藩主 六代 小笠原公の認可指定により 御用窯としての三階菱の窯印があります